不妊治療はこわくない


不妊症とは自然妊娠しない状態を言います

子供がほしいのに出来ない状態で、妊娠を希望している夫婦が通常の性生活を送りつつ2年たっても妊娠しない状態を不妊症をいいます。夫婦で正常な性生活を営んでいる場合、8割の夫婦は1年以内に妊娠します。残り2割の夫婦も2年以内に妊娠しますが、2年以上たっても自然妊娠しない場合不妊症であると診断されます。

 

現在不妊症に悩む夫婦は日本では10組に1組

不妊症の考え方は国により違いがあり、日本では2年以上妊娠しない場合が該当しますが、アメリカ、イギリスにおいては1年以上妊娠しない場合を不妊症としています。日本で2年以上妊娠しない場合も不妊治療を必ず受ける必要はありません。受けない選択肢を選ぶ夫婦もいます。その場合、自然妊娠を望んでいる、金銭的余裕がないことで治療を受けない場合もあります。

 

不妊治療は恐くない

不妊治療といくと、人工的なことを連想し、自然妊娠より劣ると想像する人も多く、抵抗する考えもありますが、不妊治療は色々な種類と方法があり、タイミング法、自然妊娠により近い方法もあり、人工授精、体外受精だけではありません。不妊の原因は、男性だけに原因がある場合、女性だけに原因がある場合、男女ともに原因がある場合、原因不明の場合があります。男性だけに原因があるケースと、女性のみに原因があるケースを比較すると女性だけに原因があるケースが割合は高いですが、実際は男女ともに原因がある場合も全体の半数を超えます。

 

不妊の原因、半数は男性

不妊は女性だけに原因があるという先入観があり、不妊検査は最初に女性だけが受ける場合が多いです。しかし原因の半数は男性にもありますので、妊娠は夫婦にとり大事な問題であることから夫婦そろって不妊治療を受ける必要があります。