不妊治療ってなに?


不妊には幾つか種類があります

●生まれつき精子や卵子を作れない等の生殖機能に問題がある場合

●出産まで胎児を育てられずに流産を繰り返してしまう不育症です

 

不育症は不妊症とは違い妊娠する事は出来ます。

原因としては染色体の異常や子宮筋腫を原因とする子宮の形成異常、その他は細菌感染があげられています。しかし、不育症の多くが特別な治療をしなくても何度かの妊娠を経て出産に至っています。つまり、妊娠したら誰もが流産の危険があり、流産したからといって必ずしも不育症の治療が必要というわけではないのです。

 

何度も流産を繰り返してしまうなら

やはり専門医で検査を受けた方が良いです。全国には不育症外来があるので情報を集めてみて下さい。

 

医療機関を受診した場合


●超音波や子宮鏡で卵管や子宮の形が異常で無いかを調べます

●血液検査で血液の凝固機能や甲状腺機能を調べます。


夫婦共に染色体異常の有無を検査します。仮にどちらかに染色体に異常が見つかった場合、治療する事は出来ませんが妊娠後の羊水検査で胎児に遺伝しているかを確認する事も出来ます。その他の異常が見つかった場合は専門医と相談のうえで治療を開始します。また、妊娠から出産までのサポートを受ける事になります。

 

不育症治療には保険が適応されます

しかし、日本で認可されていない治療には保険がきかないので注意して下さい。不育症は検査や治療内容、費用も含めて主治医と夫婦でよく話し合い納得した上で治療を行って下さい。また女性は年齢を重ねると流産の可能性が高まります。その為、医療機関への受診は早めに行って下さい。