体外受精


高度な不妊治療「体外受精」

婦人科クリニックでは体外受精と呼ばれる高度な不妊治療が導入されるようになっており、重度の不妊症に悩んでいる夫婦にとっては心強い味方となっています。インターネットユーザーの間では体外受精の実績の良いクリニックについての意見が飛び交っており、首都圏内の有名なクリニックを訪れている夫婦が後を絶ちません。

通常はタイミング法・人工授精をしたが、妊娠しなかった場合の治療法です。

 

体外受精のながれ


1・排卵誘発
月経の周期排卵のあるかどうかを考慮して、排卵誘発を行います。

2・採卵
膣から超音波で卵胞を見ながら、細長い採卵針で卵胞を穿刺し、卵胞液を注射器で吸引します。

3・採精
男性にご自宅もしくは病身にて精子を採取していただきます。(精子を凍結して採卵当日に融解して使用することもできますが、妊娠成功率は低くなります)

4・受精
培養容器内で卵子と精子をあわせ、受精させます。

5・胚移植
採卵後2~3日目に正常発育胚を経頚管的に子宮腔内へ移植します。
移植胚数を多くすれば妊娠率は増加しますが、それと同時に多胎妊娠の発生率も上昇するので、日本産科婦人科学会の会告に基づき、移植胚数は原則として3個以下になります。

6・妊娠判定
血液検査にて判定する場合と、尿にて判定する場合があります。より正確にわかる血液検査が最近では多く行われています。


 

不妊治療はお金がかかる

日本人の夫婦の中には長期間にわたって不妊治療を行っていることが多くなっており、社会的な支援体制の強化が求められている状況にあります。現在では国や自治体による不妊治療中の夫婦に対する支援金が支給されることも増えてきているものの、体外受精の際には数十万円程度のお金が必要となるために、さらなる経済的な支援が必要とされています。妊娠するには夫婦の体力はもちろん必要ではあるものの、それ以上にまとまった資金の存在を欠かすことができません。

社会福祉法人やNPO法人などの民間団体の中には不妊症の夫婦を支援する動きもみられており、さらに社会からの関心が寄せられることが期待されています。妊娠するには夫婦間だけの問題で解決することは難しいために社会の構成員の協力が望まれています。

 

近年、妊娠するにはどのような方法があるのかといったことに関心を持っている女性が増加しています。特に不妊治療に励んでいる女性にとっては、妊娠するに はいろいろな治療を並行して行ってゆく必要があります。最近では不妊治療の技術が向上しているために、かつてよりも高い妊娠の確立を誇っているクリニック が町中に目立っています。インターネット上では名医が在籍しているクリニックについての情報が好まれており、多くの女性の間での情報交換が活発に行われて います。