肌荒れ対策に漢方薬を使う


肌荒れに即効性よりも安心感を求めるなら漢方薬

肌荒れを改善するにはさまざまな方法があります。

 

●肌荒れに効く化粧品を使うこと

●食事に気を付けること

●洗顔方法を見直すこと

 

など、どれも肌荒れ対策には大切なことです。

 

 

体質をゆっくり変えていこう

そもそも肌荒れを起こすということは、乾燥肌体質であると言えます。ですので、その体質を体の中から変えていけば、肌荒れも解消していくでしょう。それには漢方をつかいます。

 

漢方は東洋医学の薬で、中国では医学療法として扱われています。

漢方の本来の目的は、体質を改善することにあります。ですので、西洋などの薬のように直接病気を治すような、即効性のあるものではありません。漢方薬を飲み続けることで、徐々に内側から体質を変えていきます。『肌は内臓の鏡』であるとよく言うくらい、体の中を改善することは大切なのです。

 

 

肌荒れは漢方によると「気・血・水」のバランスの乱れ

 

「気」は、精神・全身を動かす力(エネルギー)を表しています。

「血」は、血液・体中を巡る循環を表しています。

「水」は、体中の水分を表しています。

これらが、乱れ・崩れることで肌荒れが生じるのです。

 

 

では、体質改善に効く漢方薬を紹介しましょう。

 

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

血行改善・ホルモンバランスの安定に効果的で、やせ型・冷え性の方に適しており、主に女性
に処方されます。

 

温経湯(ウンケイトウ)

体力低下・冷え性・肌荒れ・手足のほてりのどの症状に効果的です。

御扇建中湯(オウギケンチュウトウ)

体力増強・湿疹やアトピーなどの皮膚トラブルに効果的です。

 

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

血行を良くする効果があり、生理不順・更年期障害・子宮筋腫・シミ・肌荒れなど幅広く効果を発揮します。

 

ここでは一部を挙げましたが、医師と相談の上その人に適した漢方薬を処方してもらい、体質改善に努めるのが良いでしょう。