生理痛エストロゲンと頭痛


女性ホルモンには2種類あります。

ひとつはエストロゲン(卵胞ホルモン)もうひとつはプロゲステロン(黄体ホルモン)です。

 

女性の体は複雑です。
男性とは違い、女性には妊娠、出産という男性にはない体の機能が備わっています。

妊娠、出産をするためには女性ホルモンの分泌がかかせません。

 

その2つのホルモンの分泌量の増減で生理周期が出来るのです。

生理(月経)は妊娠、出産のためのメカニズムです。

ほとんどの女性が生理時に体に変化を感じると思いますが、その症状は人によって様々。

イライラしたり、気分が落ち込んだり。。。。
軽い人もいれば日常生活が送れなくなるほど重くなる人もいます。

 

 

生理痛は生理時に起こる腹痛、腰痛、頭痛など、色々な痛みのことを指します。

この生理痛は生理(月経)が始まる前にも起こる場合があります。
そして、生理(月経)の始め、そして、だいたい2日くらいで治まることが多いようです。

 

生理痛の中でも、頭痛に悩む人はとても多いです。

生理痛の中の頭痛はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量に関係しています。

 

エストロゲンは生理中に急激に増減します。
それとともに脳内物質のセレトニンも増減し血流も変化します。それが頭痛の原因といわれています。

生理(月経)の時に頭痛になる人はこれだったんですね。

いつも頭痛がするのは仕方がないとあきらめてしまわないで、酷くて辛いようなら鎮痛剤を使うのも一案です。痛くなり始めに服用すると効果も高いようです。
しかしながら、どんな病気であっても薬や治療方法についての考え方は、プロの医師や薬剤師さんであっても様々だと思います。
辛いのを我慢しないで用法容量さえ守れば、どんどん使って大丈夫!と多くの人は言うかもしれません。が、私自身の考えとしては自らの経験から、あまり薬を安易に使うことをお勧めはしません。

 

薬はひとつ間違えば毒になります。

治療したい部分がよくなったとしても、他の部分、例えば胃や肝臓には負担になっていたりします。なので、よく鎮痛剤と一緒に胃薬が処方されたりします。それはそのためです。
そして、例えプロの医師の処方した薬であったとしても、100%絶対に正しいとも言えない場合もあります。

医者も人間ですし、科学も医学も日々変化しています。
実際、私は間違った薬を処方されたり、容量用法の正しい説明がなされなかったために悪化し酷い目にあったことや、長い間副作用に悩まされた経験があります。

薬害の事件や薬の誤用など不幸な事件もなくなりません。

医師はプロとして苦しんでいる患者さんを前に、なんとかして楽にし、治さなければと思えば、そのときできる最大の対処療法、治療をすることは当然のことと思います。でも、プロであっても間違える事、その時はわからないこともあります。

私は病院に行っても何の病気かわからず苦しみながら病院を転々としたことや、ちっともよくならず反対に悪化していき転々と病院を渡り歩いた病院ジプシーをした経験が何度もあり、医学や科学が発達しても、人間の体はまだまだわからないことだらけと言ってもいいくらい神秘に満ちているのだ知りました。

なので、薬も医療のプロも100%絶対ではありません。

 

医学も科学も今だ発展途上で、昨日までの学説と今日ではまるで違ったりすることは少なくないのです。

 

例えば昔はスポーツ時に水は飲むなと言われ、今は飲みなさいと言われる。全く逆になってしまいました。なので誰のせいでもなく昨日正しかったことが今日は間違っている可能性だってなくはないのです。

後悔のない結果を得られるようセカンドオピニオンを持つことをお勧めします。
どんなことも正しい知識や情報を得て、多くの知識を持っていることが、いざという時、自分や回りの人を助けます。

 

間違えて欲しくないのは薬を使うなということではないということ。

 

変に我慢して反対に悪化させ大変なことになったり命にかかわったりしたら大変です。使うべき時はもちろん使って早く治すべきです。
病気や症状によって対処は全く変わってくると思います。

ただ自分でもよく考え、体の声を聞きながら情報を集め勉強し、医師や薬剤師さんに相談し、用法容量をしっかり守って、納得いく最適な治療方法を見つけることが大切だと思います。

 

大袈裟な話になってしまいましたが、生理時の数日間の鎮痛剤はそれほど大量に飲む必要もないと思いますし、体への大きな負担になる可能性も高くはなくリスクも低いと思いますので、天秤にかけた場合、酷く辛いようであれば薬の力を借りて快適に過ごすことの方がプラスだという答えを出す方がほとんどかと思います。

自分の体にはどうしてあげるのが一番いいのか?最適な方法を見つけていただければと思います。