妊娠安定期


妊娠5カ月・16週目からは安定期に入ります。

妊娠初期に感じていた不快な体の不調や、胃のむかつきなどのつわり症状も徐々に和らぎ、妊娠生活が落ち着いてくるのが安定期です。
安定期に入ったかどうかは妊娠5カ月ごろからがひとつの目安になっていますが、この日から、というように明確になっているわけではありません。
お腹の中で胎盤が完成する15週ころになると赤ちゃんも安定し、お母さんの体も安定してくるため、様々な症状から解放されていきます。

 

安定期のサインはつわりが治まっていくこと

吐き気があるつわりの場合だと、吐くことがほとんどなくなり、匂いも平気になっていくことが多いです。吐きづわりで調理ができなかった人も徐々にキッチンに立つことができるようになるでしょう。

 

お腹の中の赤ちゃんは、安定期の期間で大きく成長します

安定期に入ったばかりは鶏卵ほどの大きさだった赤ちゃんも、19週くらいになると身長20cm、体重250gほどにまで成長します。
手や足も伸び、骨格などもしっかりとしてくるので活動量が増えます。そのため赤ちゃんが動くと胎動としてお母さんに伝わり、お腹の中で元気にしている様子が感じ取れるようになります。お腹も少しずつ目立ち始め、体が丸みを帯びてきますが、妊娠初期とはうって変わってとても楽に過ごすことができます。

 

安定期には身体を動かそう

乳腺が発達し始めるのもこの時期で、だんだんと乳房も大きくなっていきます。
胎盤が完成し、母子ともに安定していく時期ですので、積極的に体を動かすこともできるようになります。
ただし無理な運動は避け、マタニティヨガやウォーキング、スイミングなどを中心に行い、体重管理にも気をつけましょう。