妊娠の基礎知識:不妊症の定義とは


不妊症ってどういうもの?

結婚をし、子供が欲しいと考えることはとても自然なことです。
しかしなかなか授かることができないという人も少なくありません。
もしかしたら不妊症なのかも、と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
妊娠の基礎知識として、不妊症とは一体どういうものを指すのかを知っておくといいでしょう。

10組に1組は不妊症のカップル

特に避妊をしていないのに2年以上授かることができないということが不妊症の定義とされています。
妊娠の基礎知識として知っておいてもらいたいことは、不妊症の原因は男女どちらにも考えられるということです。

 

女性側の原因は卵管障害

女性側の原因としてあげられるのは、卵管が詰まっていたり細かったりして精子と出会えない卵管障害が最も多く、卵子が育たなかったり育っても排卵できない排卵障害や、子宮内膜に異常があるため着床できなかったり流産しやすかったりする場合などです。
ほかにも子宮頸管の通過障害や骨盤内の病変、膣や外陰部のトラブルによっても不妊が引き起こされる可能性があります。

 

男性側の原因は精子の異常

数が少なかったり、まったく作られないといった場合もあり、男性不妊の80%は精子の異常が原因です。
以前の妊娠の基礎知識では不妊は女性側が原因だと考えられてきましたが、現在では半々の割合だと考えられています。

 

焦らず正しい妊娠の基礎知識を

これらの原因がいくつも重なりあっている場合も少なくありませんので、まずは原因を突き止め、それに合った治療法を進めていくことが大切です。
原因を突き止めるまでに時間がかかってしまう場合もありますが、焦らず正しい妊娠の基礎知識を身につけ、ストレスの少ない生活を送ることが重要です。