身体にやさしい漢方薬で生理痛対策
漢方薬を服用する際には、まず、症状が起こる原因をしっかりと知ることが大切です。
生理痛を和らげるには様々な方法がありますが、薬を利用する場合に
漢方薬も選択肢のひとつとしてあります。
漢方薬は多くを自然から採取できるもので作られていますので、毒をもって毒を制すという西洋医学とは根本的に異なります。
万能的に対処法的効果を目指す西洋医学の薬とは違い、漢方は体の根本に作用する特徴がありますので、安全性を考慮すれば漢方薬も良い選択かもしれません。
漢方では、
- 血行不良や感情の乱れによって起こる不通則痛、
- 血液やエネルギーが不足することによる不栄則通
に、分けることができます。
ですから生理痛が起こっている原因を特定しなければ薬の種類を選ぶことができないのです。
さらに不通則通は
- 気の乱れによって起こるもの
- 血の乱れによって起こる痛み
に分類されます。
不栄則通には血量の不足と冷え性、機能性の不足があります。
漢方薬と言っても症状やタイプに応じて処方内容が異なってくるので、生理痛の原因が何であるか正しく把握することが漢方を服用するには大切なのです。
漢方薬は原因に対して的確に体の根本に作用することを基本としていますので、処方は問診を行ってからになります。
漢方薬の専門的な知識を持つ専門家に処方してもらうことが重要です。
漢方といっても薬です。体質によって合わない場合もあります。
間違ったものを服用すれば効かないばかりか反対に体に害になることには変わりはありません。しっかりとした問診を受けて的確なものを処方してもらうことが大切です。