生理不順と生理痛について


正常な生理は約1ヶ月周期で起こり、3日から7日間出血が続きます。

また正常な出血量は一回の生理で約30グラムから約140グラムとされています。

初経を迎えてから約40年もの長い期間にわたって

「女性の人生と共にある生理です」」が、このメカニズムはとても複雑です。

 

初経を迎えたばかりの頃は卵巣の機能も安定していませんが、思春期を過ぎ年齢とともに卵巣機能が安定してくると生理も徐々に順調になっていきます。
しかし、何らかの原因で卵巣の機能が正常に働いていないと、生理不順といった症状が発生してきます。
生理不順とは、生理周期の乱れや出血の続く日数、出血量が一般的な平均値よりも大幅に外れてしまっている状態を指します。生理不順は頻繁に訪れる生理のために鉄分不足の症状が出たり、生理痛の原因になったりします。

 

また、生理がなかなか来ない稀発月経や、生理のない無月経という状態の場合には、妊娠への不安を感じる人はとても多いようです。
これらの多くは環境の変化や無理なダイエット、不規則な生活などの生活習慣によって引き起こされます。
稀に脳下垂体の異常や卵巣の異常、その他疾病が原因となるケースもあるので、医師による正しい診断が必要です。
何度も繰り返しますが、女性を悩ませている生理に伴う生理痛には原因があります。

 

 

子宮内膜にあるプロスタグランジンという物質が子宮を強く収縮させることによって発生します。
このプロスタグランジンは痛みを感じさせる物質でもあるため、生理痛の際に生じる腰痛や頭痛の原因になるのです。
その他、出産を経験していない女性は子宮の出口が狭いことや、運動不足による血行不良、ストレスによる自律神経の問題なども原因と考えられます。
生理痛や生理不順には子宮内膜症や子宮筋腫などの基礎疾患が原因となっている場合もあるので注意が必要です。
その場合医師による診断と治療がとても大切ですので、酷い場合は診察を受けるようにしましょう。