妊娠中の吐き気


妊娠の症状の中で一番知られているのが「吐き気」です。

妊娠に気付く妊娠初期の頃からつわりの症状として現れます。主に今までは気付かなかった生活臭に吐き気を感じる妊婦さんが多く、炊きたてのお米の匂い・シャンプーの匂いなど妊娠前には全く気にかからなかった匂いに反応してしまう妊婦さんが多いです。

 

妊娠初期の吐き気はつわりの一部

体内がアルカリ性から酸性へ変化する・ホルモンの変化・胎児を異物として体内が反応する等々様々説かれていますが、驚くことに現代でもつわりを起こす原因がはっきりしていません。
この為初期の吐き気による対処法も3日間食事ができる状態じゃない・何十回も吐いてしまうなど著しく栄養が取れない場合以外は匂いと戦いながら耐え抜くしかありません。

中期になるとつわりも落ち着き、それに伴い吐き気も治まります

この頃には安定期に入りはじめ、食欲も旺盛になるなど胎児の成長の為母子ともに穏やかに過ごせていくようになりますが、少しの割合でこの中期にも吐き気をおこす妊婦さんがいます。
妊娠によるホルモンの乱れによる血圧の低下で起こる事が多いとされていますが、他にも食事をしていないと吐き気が起こるなどの食べづわりなどがあります。食べづわりでは過度の体重増加や食後の胸やけなどにも気をつける事が必要です。

 

妊娠後期には吐き気が残る妊婦さんは少ないです

出産間際まで悩まされる妊婦さんもおり、吐き気の症状をひとくくりにすることが難しいとされています。
妊婦さん自身が症状が緩和出来るように匂いの元に近づかない・視野に入れないなどと工夫する事は勿論ですが、精神の安定を保つ為には家族の協力が必要不可欠とされています。