人工的な妊娠と自然妊娠の違い


人工的な妊娠と自然妊娠《妊娠すれば同じです》

自然妊娠とは何もせず妊娠することですが、人工的な妊娠も後は同じです。妊娠中の体の変化も、生まれる子供も、何も違うことはありません。人口的な妊娠は人工授精という治療法があり、人工という言葉がつくことで心理的な違いはあります。しかし一切妊娠後は違いはありません。男性の精子が少ない、精子の運動率が悪い、女性側に問題があり受け入れられない、性交後に至急に精子が入れない場合人工授精は行います。

 

人工授精とはいうけれど人工的ではない

精子が自力で子宮内に入れないために、人工的に入れる治療で入れた後は、精子が卵子に自力で出会い、自力で受精します。人工的な面は精子を子宮内に入れるのみで、人工授精における、卵子と精子の受精卵への過程は人工的な部分は一切なく、精子が自力で卵子と出会い妊娠する自然妊娠とは違いはありません。

人工授精の治療の内容を正しく理解すれば、抵抗や精神的不安は軽減されます。一般的に治療は精液を処理し、元気な精子を集め、やわらかいカテーテルを使って子宮内に入れます。正しく行うことで痛みや副作用は起きません。

 

人工授精の妊娠率は平均1回で5パーセントから10パーセント

人工授精をしたことによる妊娠率は女性の年齢や精子の状態にもより、排卵誘発剤の使用、種類、実施した日によって違いがありますが、平均すれば低く、女性の年齢が若く、精子が元気で条件がよければ1回の人工授精で2割以上妊娠する確率が高まります。ですが一般的な統計では人工授精の妊娠率は平均1回で5パーセントから10パーセントです。人工授精による治療を開始した3割の人が治療により妊娠しますが、1回の妊娠率は低く、1回での妊娠は望めません。人工授精で妊娠した人の8割以上が5回から6回目で成功しています。自然妊娠とは妊娠する確率も違いがあります。