生理痛の症状は


生理痛は大きく2つに分けることが出来ます。ひとつは生理前に起こる「月経前症候群」ともうひとつは生理中に起こる「月経困難症」です。

生理痛は生理が始まる前や生理中に起こる頭痛や腰痛や下腹部痛などの症状のことを言います。

「月経前症候群」は生理前1~2週間からその症状が現れます。そして生理は始まると軽くなり治まります。人によって異なりますが、頭痛や下腹部の痛みや乳房の張りやニキビやイライラなどが一般的な主な症状して挙げることが出来ます。

こうした生理痛は卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンと抗利尿ホルモンのバランスが崩れることから起こるとされています。ストレスや冷えや栄養不足などによって引き起こされる血液の循環の悪化もその原因のひとつであると言われています。

 

 

一方「月経困難症」は生理前から生理開始2~3日位にわたって起こる生理痛の症状をさします。具体的な症状としては腰痛や下腹部痛や嘔吐などがあります。症状がひどい人になると仕事や家事が出来なくなる場合もあります。また眠気や体のだるさを伴うこともあります。

こうした生理痛の対策としては、先ず下半身を冷やさないようにすることが大切です。冷えて血流が悪くなると生理痛がひどくなる原因となり得ると考えらます。保温効果の高い下着や靴下の着用や下腹部や腰にカイロを当てたりすることが有効的です。

また最近では薄手で保温機能の高いおしゃれな腹巻きもあるのでそれを使うのもよいでしょう。その他お風呂にゆっくり浸かるのは、体を温めるばかりでなく精神的にリラックスする効果もあります。

さらにミネラルやビタミンを多く含む食品を積極的に摂取したり、骨盤の血流が停滞しがちになる生理1週間前からウォーキングやジョギングやストレッチなど血流をよくする適度な運動をしたりするのも生理痛の症状を和らげるのに効果的であると言えるでしょう。