生理痛の症状:腰痛


腰痛の原因は、プロスタグランジンが多く分泌され、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような痛みを引き起こすからです。

 

 

厚生労働省の調査では、
生理時にお腹の痛みを感じる人…67.3パーセント
腰痛を感じる人…46.3パーセント
という調査結果があるようです。

 

その他にも全身倦怠感やイライラ、憂鬱感などのメンタル面の症状が出ている女性が多いことがわかっています。
このように、多くの女性の悩みの種の生理痛や腰痛の原因は、女性の身体の機能と密接に関わっています。
女性の子宮は赤ちゃんを育む臓器です。妊娠に至らなかった場合、月に一度子宮の内膜が剥がれ落ち、次の妊娠に向けての準備を始めます。この時の出血が生理です。

生理は健やかな妊娠・出産のために欠かすことのできない身体の働きです。
しかし、子宮内膜が剥がれ落ちる際には収縮を伴うため痛みが生じます。子宮の収縮は子宮内膜にあるプロスタグランジンという物質の働きで起こります。

 

さらに、この物質は痛みを感じやすくし、腰痛や肩こり、頭痛が起こる原因ともなるのです。
婦人科で腹痛や腰痛の原因がこの物質の過剰な分泌だと診断されれば、薬によって症状の緩和をはかることが可能です。
症状が酷いようであれば、早めに病院で相談してみましょう。

 

その他にも生理痛の原因には、身体の冷えや運動不足からくる血行不良があげられます。
身体が冷えると血流が滞りプロスタグランジンも骨盤内に滞ってしまうため腹痛や腰痛を強く感じる原因となるのです。
このような場合、血流を改善することで症状が和らぐと考えられます。適度な運動やストレッチ、ぬるめのお風呂でゆっくり入浴することなどして改善を試みてみましょう。