前駆陣痛と生理痛のちがい


生理痛とは違う前駆陣痛は、出産のための陣痛の前段階です。

 

前駆陣痛は本当の陣痛とは違い、子宮収縮が不規則で、実際の陣痛には発展しません。そのまま収まってしまう場合も多くあります。前駆陣痛は痛みが強くなったり弱くなったりします。痛みの時間も不規則です。痛みが姿勢によっておさまることがあります。

 

midori_22_shikibou特に、初産の妊婦さんは前駆陣痛によって不安が強くなることも多いでしょう。
本当の陣痛は痛みの時間が規則的に強くなったり弱くなったりします。
痛みはどんどん強くなります。
姿勢を変えても痛みがおさまることはありません。
他の兆候、破水やおしるしが伴うことがあります。
その後、出産につながっていきます。

前駆陣痛は実際の陣痛には発展しませんが、出産の前段階の痛みであり、生理痛とは違います。

しかし、前駆陣痛生理痛とも、下腹部に鈍い痛みがあるのは共通しているようです。
実際に前駆陣痛を経験した妊婦さんは前駆陣痛を生理痛のような痛みと表現している人も多いようです。
前駆陣痛生理痛とも、腰痛があるという意見もあります。

 

 

 では、生理痛はどうしておこるのでしょうか。

 

女性は妊娠する準備として、子宮内膜が厚くなります。
しかし、一定期間妊娠しないとその厚くなった子宮内膜が体外に排出されます。
その排出が生理(月経)で、その時の痛みが生理痛です。

ホルモンバランスの乱れや、血流の滞りも関係しているため、腹痛だけではなく、頭痛や腰痛なども起こります。人によってさまざまで、ほとんど痛みを感じない人もいれば、日常生活に支障が出るほど痛みが出る人もいます。

痛みは前駆陣痛生理痛とも共通する部分はあるようですが、前駆陣痛は陣痛の前段階で、生理痛は生理(月経)時の痛みです。