生理痛とうつの関係


生理痛と関係している鬱の症状には、
●PMS(月経前症候群)
●PMDD(月経前不機嫌症候群)という病気があります。

 

生理痛は様々で精神的な状況も異なるでしょう。
生理痛の痛みが酷い場合には、痛みと感情の不安定さが影響し、鬱の症状が現れてくる場合があります。
医療機関を受診して原因を突き止めることが大切です。

 

月経前症候群

月経が始まる10日前頃から、肉体的な症状以外に精神的な症状として、イライラが激しくなったり、抑うつ症状、不安感や無気力、落ち込んだりなどの症状がありますが、月経が始まると症状が軽くなったり自然に治まるという特徴があります。

 

月経前不機嫌症候群

月経前症候群と同じ症状が出てきますが、イライラやうつなどの症状が強くなる特徴があり、人間関係や暴力など日常生活に支障をきたすほどの状態となってしまうこともあるようです。
しかしながら、月経前不機嫌症候群の方は少数で、生理による鬱症状の多くが月経前症候群のようです。

月経前症候群は精神的な疾患に近いものですから、医師の診察を受け適切な治療を受けることで解消することが可能です。

月経前症候群は原因が特定できていないため、対処方法にも難しさがありますが、女性ホルモンが作用することで引き起こされる症状というのが現在の見解となっています。
月経前症候群では精神的な安定を保つことが主な治療方法となりますので、十分な睡眠や、ストレスを溜めないようにリラックスした生活を心がける必要があります。