え?心の病は鉄不足から?【鉄分不足がおよぼす心への影響】
鉄は楽しい気持ちを伝達する
体内の鉄が不足すると、動悸や息切れめまいなどの酸欠症状や、お肌や髪の質悪くなったり、爪が弱くなったりします。そういうことで落ち込んで暗い気持ちになっちゃう・・・。
実は暗い気持ちになるのは、鉄分不足症状のひとつともいえます。
体内の鉄がすくなくなると「心」に影響があることが、最近の研究でわかってきました。
脳にはさまざまな種類の「神経伝達物質」があり、やる気だったり、わくわくする気持ちだったり、生活の中で感じる楽しい!幸せ!だけじゃなく悲しい、という感情をコントロールしているのです。
鉄にはその神経伝達物質の合成をサポートするはたらきがあるのです。
なので体内の鉄が欠乏すると意欲や集中力が低下してしまいます。
精神状態を安定させる神経伝達物質のセレトニンという名前をきいたことがありませんか?ハッピー物質といわれるもので、女性は本来セレトニンの合成が得意なのです。
セレトニンが不足すると気分が落ち込んだり、何もやる気が起きなかったり、イライラして逆に感情的になったりします。
メンタル面の不調の原因のひとつといわれています。
うつ秒の発症にもセレトニン不足が関係
うつ病は現代人の悩みのひとつ。発症するとなかなか完治に時間がかかります。
鉄分不足、鉄不足からセレトニンの合成が少なくなることから心の病につながる可能性があります。
うつ病が発症している女性患者の血液検査を行うと8割以上のかたが『鉄不足』だということがわかりました。
抗うつ剤をのんでも効果があまりない場合は原因は鉄分不足かもしれません。
鉄分不足&うつ病かと思っていたら、鉄分補給をするうちに精神状態が安定してきて、毎日がすこし楽に過ごせるようになる人もいます。
鉄不足は身体だけでなく、心にも影響があります。
鉄分補給を心がけましょう。