日焼け止めにかかれてるSPFってなんのこと?
SPFは紫外線防御指数のこと
SPFとは、Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で紫外線防御指数のこと。紫外線のうちシミの原因になる「UV-B波」をカットする効果を数値にしたものです。
紫外線を浴びた際に、この日焼け止めを使えば「皮膚が赤くなるまでの時間」を何倍に長く出来るかを表したものです。
たとえばSPF20ってどいういう意味?
SPFの数値単位は、時間で20~25分を1単位とします。
つまり、SPF1は日焼けするのを何も付けない状態より20~25分遅らせるという意味ですね。
SPF20だと、20分×20で400分日焼け止め効果があるということです。
逆に言うと、ずっと日焼けをガードしてくれるわけではないということです。
日焼け止めは、薄く塗っても意味がない??
SPFの目安は日焼け止め化粧品を1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗ったときの値となります。なのでそれだけ塗らないとSPF数値の効果がないということになります。
塗ると確実に白っぽくなる量ですね。
白くならない日焼け止めって、基本的にはないのかも・・・
こまめに塗りなおすのが一番ってことですね。
日焼け止めは肌に悪い??
SPF数値が高いと、確かに日焼け止め効果も高いのですが、実は肌への負担も少なからず大きくなります。日焼け止めクリームに配合されている成分はこの2つです。
- 肌荒れの原因になる紫外線吸収剤
- 肌の乾燥を招く恐れがある紫外線散乱剤
【紫外線吸収剤】って?
紫外線を吸収すると、肌の上で化学変化を起こして「熱」にして逃がします。そうすることで肌の内部に紫外線が入るのを防ぐもの。
最近はこの紫外線吸収剤をうまくコーティングして、肌に刺激が少なくつくられているものもあります。
【紫外線散乱剤】って?
酸化チタンや酸化亜鉛など、金属を細かくしたものを混ぜることによって、紫外線を反射させます。日焼け止めの「白っぽさ」はこの紫外線散乱剤によるものです。肌の表面で紫外線を反射させるだけなので、肌への刺激はあまりありません。
恐ろしい紫外線と戦うために、肌もそれなりに傷つく可能性があると言うことです。日焼け止めだけに頼らずに、日傘をさすとか、日なたを歩かないとかの注意も必要ですね。
日焼けどめを上手に使おう!
日焼け止めは「そもそも肌に悪いもの」というふうに考えましょう。紫外線の害よりはマシだから塗るわけで、頼りすぎや依存しすぎはダメですね。
SPF値が高い日焼け止めを使ったほうがいいときは?
現在SPF値の最高は50。1,250分(20時間50分)ものあいだ日焼け止め効果があるのですが、これって必要?陽にあたってる時間をはるかにこえてますもんね。
数値が大きいほうが安心な気がするけど、南国リゾートなどじゃなきゃいらないって事です。
長時間の外出、そして海や山、紫外線を直接浴びる場所にいくのでも、SPF30の日焼け止めで充分かも?この意味は肌へのダメージを考えてのことです。
SPF値が低い日焼け止めでもいい時は?
洗濯物を干したり、近所へ買い物くらいならSPF15~20くらいで十分。
厚く塗るより、こまめな塗りなおし!
日焼け止めは長時間でかつ汗をかく場所であればこまめに塗り直すことが重要です。
SPF値のとおりに日焼け止めするにはかなりの厚塗りが必要ってことがわかったけど、それは無理だから、汗や水、手で触ったりで落ちちゃった日焼け止めをこまめに塗りなおすようにしましょう。