【冷え性にビタミンB群】地味だけど冷え性改善に大切なビタミンB群のはたらき


ビタミンB1、B2は最近不足している

食事によって体内に取り込まれた脂質・糖質・たんぱく質などの栄養素をエネルギーに変えて身体を温める際に必要なものが「ビタミンB1.B2」です。

ビタミンB群の必要量は、摂取した脂質・糖質・たんぱく質の量に比例します。ところがビタミンBを充分には摂れていないのが現状です。

さらに甘いお菓子類や清涼飲料水、加工食品などには想像以上の糖分が含まれています。すっぱいもの、からいものの加工品にも多くの砂糖が使われています。
普通に暮らしてるだけで糖質摂取過剰になっているといえます。

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糖分は多くとるのに、それをエネルギーに変えるビタミンB群が足りないとどうなるの?

ビタミンB群の摂取が足りないと糖分をエネルギーに変えることができず、余分な糖は身体にたまり冷え性の原因となります。
せっかく摂った糖分や脂肪分。エネルギーに効率よく変換しないともったいないばかりか、身体の邪魔になってしまうのです。

ストレスと戦うビタミンはビタミンB5ことパントテン酸

ビタミンB群のなかでも現代の私たちにとってかなり必要な働きをしてくれるのが「パントテン酸」です。

パントテン酸はストレスを受けると分泌される副腎皮質ホルモンの合成にかかわるビタミンで、別名【ストレス対抗ビタミン】といわれています。

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パントテン酸が不足すると副腎皮質ホルモンの分泌がすくなくなってくると、その影響は自律神経の機能にあらわれます。
自律神経と副腎皮質ホルモンを分泌する場所はおなじ「視床下部」という所にあり、お互いに影響を受けやすいのです。

ストレスからくる冷え性の原因は「ビタミンB群不足」の可能性が大きいです。パントテン酸を意識して摂ることと、甘いものを多く摂らないことが必要です。

パントテン酸はレバーや納豆、タマゴなどに多く含まれています。
ビタミンB群のほとんどは熱に強く、調理しても減ることはあまりありません。