35歳からの自然妊娠


今40歳以上で出産する高齢出産は増えています

初産が高齢の人、2人目、3人目が高齢の人も同じ割合で増えています。40歳以上で出産する人は自然妊娠が多く、不妊治療は37歳から38歳になると受精率が下がることを理由に治療をやめる人が増えています。しかし40代を超えてからの出産は初産も三人目も同じ割合です。高齢の女性の体は妊娠にむいていないとは言えません。

35歳を過ぎると妊娠する可能性は下がりますが、それでも何万人以上の人が自然妊娠をして出産しています。高齢の人は不妊治療で授かっているわけではなく自然妊娠で出産している人のほうが割合は多いのが現状です。

 

晩婚、高齢出産は現代の傾向ではない?

正14年には、45歳以上の出産人数は2万人いました。現在の21倍の数字で大正14年は50代から生まれた子供も3千人いました。この背景は、避妊に対する知識と手段が少なかったことが原因であり、さらに生みやすい環境だったことが背景です。歳が行けば妊娠する確率は下がりますが、28歳から37歳の妊娠率はたった4パーセントしか下がりません。

 

妊娠しやすい体作りをする

高齢の自然妊娠は確率的には若いときに比べると下がりますが、高齢でも妊娠しやすい体作りをすることで自然妊娠は可能です。妊娠しやすい体作りをする生活習慣を心がけます。太りすぎは妊娠しにくくなりますので、体重管理をしっかりと。

 

冷え性は妊娠しにくい体になります

体を冷やさないよう注意が必要です。血液の流れをよくすることも重要で、ストレッチ、適度な運動で血液の流れを良くします。睡眠は7時間から8時間取ります。睡眠不足、不眠は成長ホルモンの分泌を抑えます。成長ホルモンが正常に分泌されなければ妊娠にかかわるホルモンの分泌も妨げられます。良質な睡眠が必要です。