免疫ミルクの意味と用途

母子免疫の研究から生まれた免疫抗体食品【免疫ミルク】

生まれたばかりの赤ちゃんは、雑菌だらけの世界にいても、感染症にかかることはありません。これは、母親が我が子に与える最初の母乳、つまり初乳に免疫抗体が含まれているからです。この母子免疫をヒントとして、乳牛にワクチンを投与し、特異な抗体を発生させて、免疫力が高まった乳牛から搾ったミルクが免疫ミルクです。

 

免疫ミルクは育児用のミルクとして開発されたものではありません

成人向けに開発された製品であり、育児用ミルクの代替品とはなりません。免疫ミルクには、牛乳が本来持っている栄養成分だけではなく、人間に対する悪玉菌やサルモネラ菌、インフルエンザウィルス等に対する抗体が含まれています。そのため、免疫ミルクは、成人の健康維持に効果があり、リウマチや関節炎、喘息、アレルギー、胃腸疾患等の様々な症状が緩和されると言う研究結果が報告されています。

 

がん患者の免疫力アップにも

これらの病気の改善だけではなく、がん患者が闘病生活を送るために必要な免疫力を得ることにも役に立ちます。特に抗がん剤や放射線治療を受けて、免疫力が低下している人の副作用を軽減し、生活の質の向上に役立つものです。

 

免疫ミルクのその他の利用法

免疫ミルクは、高血圧の治療薬と同じ成分が含まれており、また細菌等の刺激で動脈の内皮細胞が傷つくのを抑える働きがあります。そして、血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させる働きもあるため、高血圧や高脂血症、それに動脈硬化の進行を抑えるために有効です。

 

アレルギーの心配が少ない【免疫ミルク】

免疫ミルクは食品であるために、ミルクアレルギー以外の副作用の心配はありません。また、食品ですので、これだけに頼ることは危険です。どこかに疾患があると思う場合には、先ずはお医者さんに診て貰い、病気が見つかれば、その病気を治療する手助けとして使うのが免疫ミルクです。