適度な睡眠をとる

人の身体は、外部からウイルスや細菌など病原菌が侵入すると攻撃し、体内でがん細胞が発生すると死滅させるなど身体を守っている機能があり、それが免疫です。
免疫機能がしっかり働いていれば、病気なりにくく、なったとしても回復が早いのです。身体が丈夫な人と病弱な人の違いは免疫力の違いです。

 

自律神経が仕切っている

免疫細胞の主体は血液中の白血球で、白血球のシステムを調整しているのは自律神経です。
健康な状態では、白血球のうちの54から60パーセントを顆粒球が占めており、35から41パーセントをリンパ球が占めており、その割合は自律神経の働きによって変わります。

 

交感神経は働きまくる

自律神経の交感神経が顆粒球の割合を支配し、副交感神経がリンパ球を支配します。
自律神経の働きを正常にすることで顆粒球とリンパ球がちょうどよい割合を保ち、免疫力機能がきちんと働くのですが、現代の生活は自律神経を乱しやすい状況です。

 

休憩時に優位に立つ副交感神経

多忙な勤務、ストレス過多、不規則な生活、冷暖房完備で気温の差がない室内、夜遅くまでテレビやパソコンなどの明るい人工の光を見る、睡眠不足、これらは交感神経が高まりすぎて身体の不調を引き起こします。免疫機能もうまく働かず、一層病気を引き起こす原因となるのです。
夜に適度な睡眠をとり心身を休めることで副交感神経が優位な状態にし、自律神経の働きを正常にします。

 

睡眠時間は長さではなく、質

昼間は交感神経を優位に、夜は副交感神経を優位にするというバランスが大切なので、睡眠時間を長くとる必要はなく、質の良い適度な睡眠が必要です。
睡眠不足が続けば病気にかかりやすい、体調不良となるということは誰もが経験していることです。
これは自律神経のバランスが崩れ免疫機能が悪くなっているということなのです。