タバコをひかえる

免疫は自己防衛機能

免疫とは、異物、細菌、病原体、ウイルス等、人間にとって望まれない物質、生物などが体内に侵入、あるいは、取り入れらたときに、それらを排除して自らの体を守る抵抗力のことです。自動的に発動する防衛システムのようなものですね。
免疫力が高いと、ウイルスや病原菌が侵入しても簡単に退治、あるいは、排出してしまいますが、免疫力が低下している状態ではちょっとしたことで風邪やインフルエンザなどにかかってしまいます。また、風邪などの軽い病気だけでなく、ガンの発生にも大きな影響を与えます。

 

血流がよいと免疫は上がる

免疫力を高める方法としては、ストレスをためない、運動をして血行をよくする、体温を上げるなどが知られています。これらに共通するのは、血流の循環を活発にしている点です。血行がよくなると、体中に酸素や栄養分が行き渡ることで、体の各部の免疫力がアップするのです。

 

喫煙は血流の循環を妨げる

たばこの煙を吸い込むことにより、体内に一酸化炭素が入り込みます。血液の赤血球にはヘモグロビンという物質があり、このヘモグロビンが酸素と結びついた状態で全身に流れて酸素を体中のすみずみまで行き渡らせます。しかし、一酸化炭素は、酸素と比べてはるかにヘモグロビンと結びつきやすいのです。そのため、本来、酸素と結びつくべきヘモグロビンが一酸化炭素と結びついてしまい、全身に酸素が回らなくなります。一種の酸欠状態で、一酸化炭素中毒と原理は同じですね。

 

ニコチンは血管を収縮させる

また、たばこにはニコチンという物質が含まれていますがこのニコチンは、血管の収縮させる作用があります。、喫煙によってニコチンが体内に取り入れられると、血管が収縮することによって血液がながれにくくなり、この理由からも酸素や栄養分が全身に行き渡りにくくなります。