免疫反応の意味【免疫は身体をまもる警備隊】

 

免疫ってなんだろう?

ばい菌やウイルスなど、人体にとって有害なものを体外に排出する働きをしているものが免疫です。
特定の物質に触れることによって過剰な反応を起こしてしまう、アレルギー反応。これは、免疫機能により引き起こされるものです。

 

免疫反応の意味は?

免疫反応とは、身体の外から入ってきた外敵(多くの場合ウイルスや細菌など)をやっつけようとする反応です。
侵入してきた細菌やウイルスは、体内にいればいるほど体に悪影響があります。それをいち早く退治しようとする反応で、私たちは生まれながらにして持ってます。それが自然免疫というものです。

免疫細胞が直接ウイルスや細菌を攻撃したり、大きなマクロファージという細胞は、ウイルスや細菌を食べてしまいます。

 

風邪をひいたときで考えてみましょう。

そとから風邪のウイルスが身体の中にはいったら・・・

  • セキやくしゃみをして、ウイルスを外に出そうとする
  • 鼻水をだして粘膜についたウイルスを外に出そうとする
  • 発熱して、熱に弱いウイルスを倒そうとする
  • 発熱して、体温をあげて免疫細胞の動きを活発にする

 

このようなことが免疫反応です。

 

 

ところが、免疫反応はいいことばかりではありません。
健康で自律神経の状態もよく、栄養にかたよりがない場合はいいのですが・・・

間違った免疫反応のことを「アレルギー」といいます。

 

免疫とアレルギー

アレルギーとは、この免疫機能がある特定の物質に対し、過剰に引き起こされている状態の事を指します。有名なものだと、アトピー性皮膚炎や花粉症などもアレルギー疾患の中に含まれます。この原因となる物質をアレ ルゲンと呼んでいます。
このアレルギーですが、何が原因でアレルゲンとなってしまうのか、という事は詳しくは解明されていません。遺伝や生活環境などと言われてはいますが、確実 ではないようです。また、アレルゲンのほとんどは普通人体に無害なものであり、本来ならば免疫機能は働かないはずのものという事も挙げられています。

 

免疫の誤作動がアレルギー

このアレルギー反応ですが、悪化するとアナフィラキシーショックと呼ばれる症状を引き起こし、呼吸困難や痙攣、全身の腫れなどを伴い最悪死に至ることもあります。たかがアレルギーと楽観視せず、正しい対処を行うことが大切なのです。
注意をしたいのは、抗アレルギー剤の服用です。これは症状を抑える代わりに、免疫機能を鈍らせる副作用も持っています。長期にわたって飲み続けると、免疫機能が低下する恐れがあります。このような場合、定期的に血液検査を受け、機能が正常か観察する必要が出てきます。

 

アレルギー治療は免疫と密接なつながりが

現代は、様々な検査によってアレルゲンを細かく特定し、それに触れないことである程度発症を抑えることが出来るようになってきました。自身の体を良く知ることが、アレルギーに対する治療の第一歩と言えるのではないでしょうか。

 

サイトのもくじ

■免疫ってなに?

私たちの身体をウイルスからまもる免疫。でも100%その力を生かすには、正しい生活習慣や食生活が必要です。ここでは免疫の種類や特徴などについて解説します。
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■免疫治療について

代表的なものはワクチン注射。免疫力が持つ「自ら病気を治そうとする力」をつかった治療法を免疫治療と呼びます。
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■免疫細胞について

私たちの身体の中には、多くの種類の免疫細胞がそれぞれに特性をもってウイルスと戦っています。その細胞一つ一つを解説します。
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■免疫と「がん」の関係

細胞の突然変異したものが「がん」です。日本人の死亡原因第一位のがんと、免疫の関係について解説します。
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■免疫を上げる方法いろいろ

病気にならない、老化しない身体をつくりために免疫力を高めましょう。生活の中で、食生活で気をつけて欲しいことを解説します。
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