ヒートショックプロテインと水分補給

再春館製薬のCMで出てきた《HSP》ヒートショックプロテインてなに?


ヒートショックプロテインは修復たんぱく質HSP

ヒートショックプロテインはその名のとおり「身体に熱ショックを与えると増えるたんぱく質」のことです。

体内には10万種類以上のたんぱく質がありますが、それらがダメージを受けたとき

  • ダメージを受けたたんぱく質を修復する
  • たんぱく質の合成や分解の手助けをする

物質なんです。

 

たんぱく質って、結局なんだっけ?

私たちの身体は皮膚や筋肉、脳のような「臓器」といわれるものや、酵素やホルモンなどもたんぱく質でできています。身体の材料だと思えばいいですね。
HSPの働きによって、たんぱく質が正常に働き始めれば、酵素が活性化してさまざまな不調が改善されたり、免疫力がアップして病気にかかりづらくなったりします。
ストレスにつよくなったり、コラーゲンの生成を助けたりもするのです。

 

簡単にHSPを増やす方法は入浴法にある!

ヒートショックプロテインと入浴

42℃という少し熱めのお風呂に入る

おじいちゃん好みの熱いお湯にはいります。熱いのが苦手な人は40℃くらいのお湯に入り、追い炊きや熱めのお湯をたして42℃になるようにしましょう。

 

自分の体温より1~2℃高くなるまでつかる

HSPは自分の平熱より1~2℃高い体温になることで増えることがわかっています。
体温が38℃になればHSPは1.2~1.5倍に増えるという実験結果があります。
がんばって体温を38℃にあげましょう。
舌ではかる体温計などがあるといいかも。ただし防水使用のもので。

 

汗が流れ出るまで入る

湯船温度が42℃の場合、10分。41℃の場合だと15分です。半身浴の場合は5分プラスで。
のぼせそうなときは途中で出て休憩してもかまいません。

 

入浴後は保温と水分補給を

入浴後は熱くなった体をクールダウンしたくなりますが、HSPの力を存分に使うには、身体をひやさず保温すること。汗は出続けるので吸水性のいい下着やTシャツ、さらにバスタオルやガウンなどを羽織りましょう。
汗が出尽くすのを待って着替えましょう。
汗をかくということは身体の水分がなくなっています。水分補給をわすれずに。
水やぬるま湯(冷たくないもの)、スポーツ飲料でもOK。
300~500mlを何度かに分けてもいいので飲むようにしましょう。

ヒートショックプロテインと水分補給

ヒートショックプロテイン入浴法は週二回くらいで

HSP入浴法を行った後、HSPはどのように増えるのかを実験してみると、入浴した2日後がピークになります。そして一週間で元の値に。
週二回つづけると、常にHSPの高い状態を維持できます。

ただあまり長く続けていては身体が慣れてしまうため、3~4ヶ月に一度、2週間くらい中止すると、また始めたときに高い効果が現れます。

ヒートショックプロテイン

 

ヒートショック・プロテインなどのたんぱく質は「アミノ酸」でできています。