【抱擁ホルモン:オキシトシン】幸せになるための脳内ホルモンは愛情と信頼によって作られる
抱きしめられると安心するのは抱擁ホルモン:オキシトシンのせい
女性向け情報サイトで昔から良く見る「幸せになりたい願望」にむけられた記事。そのなかに聞きなれない「オキシトシン」という言葉があった。
別名【抱擁ホルモン】
当然、焼肉の話ではなく(それも幸せっちゃ幸せだけど)脳内物質の話。
幸せを感じる状況になると、幸せホルモンが出て、
人を恨んだりねたんだりすると活性酸素が出て、細胞が壊れていく。
人の身体は本当に不思議。
病は気からとか、気の持ちようって本当にあるんだな。
抱擁ホルモン:オキシトシンはどんな時に分泌されるの?
その名が示すとおり「好きな人に抱きしめられたとき」というのが定説です。
知らない人やキライに人に抱きしめられると殺意まで持ちそうですが(笑)
ボディタッチやハグなどの、ちょっと性的なアクションからオキシトシンが分泌されやすいのは事実ですが、
- 親切にされた
- カワイイものを見て感動した
- 飛び上がるくらい嬉しいことがあった
なんていうことでも分泌されます。
1や3もとらえ方によっては感じることもあるだろうけど、いま彼氏がいなかったり抱きしめられるチャンスがなさそうだとしても「カワイイものを見て感動する」のは、できるんじゃないかな?
つまり、
- 幸せを感じる
- 幸せになる
という順番もありってこと。
先に幸福を実感することがポイントかも。
案外人の身体はだまされやすくて
「いま、幸せだ~~」って行っちゃえば「あ、いま幸せなんだ」って感じて、幸せホルモンが分泌されるんです。
抱擁ホルモン:オキシトシンの効果は絶大
具体的にオキシトシンが分泌されることによって起きるいいことにはこんなことがあります。
- ストレス軽減する
- 血圧の上昇を抑える
- 心臓機能を活発にする
- 身体の活性を高める
これに、ハグされる相手がある場合は「相手への信頼度が増す」というものも入ってきます。抱きしめられると心地よくなり安心する。それにはキチンとした科学的な裏づけがあるんです。
- ハグされると脳の視床下部でオキシトシンが生成される
- 血圧の上昇が抑えられ、呼吸が深くなる
- 深呼吸により副交感神経が優位になりストレスが軽減される
- 酸素が多く吸収され心身機能が高まる
- 血流が良くなり身体が活性化する
ね。すごいですね。
抱きしめられるだけでこんなにすごい効果があるんですよ。
彼氏をぎゅっと抱きしめてみるとどうなる?
宇多田ヒカルの歌ではないけど「できるだけぎゅっと抱きしめる」こともとても効果的。
オキシトシンは女性にだけでるものではありません。抱きしめられるのは女性の専売特許ではありません。
最近、彼氏の気持ちがよくわからない
二人の行く末がすこし不安
そんな時は彼氏をぎゅっと抱きしめましょう。
彼氏にも同じようにオキシトシンが発生し、ストレスが解消されていき
ああ、癒されるな。このひとと一生暮らして生きたい
なんていう思考になってきます。
それは生命を維持するのに必要だと感じるからです。
彼氏のストレスを和らげるのはあなたです。
誰彼かまわず抱きしめても、オキシトシンは出ない??
実験その1【ドイツの大学】
ハグにより分泌されるというオキシトシンが分泌され、相手に関して魅力を感じるという実験結果が報告されました。
この実験の特徴は
オキシトシンが分泌されると意中の人以外の異性に対して魅力を感じないということ!
まさに浮気防止のためのホルモンじゃないですか!
と喜んだものの、この効果は、たった一人の意中の異性と愛しあっている場合にのみ効果を発揮するのだそうです。
なんとなく、この人かなあ~違うかも。他にももっといるかもしれないけどいまのところキープ
なんていう人には効果がないのだそう。
ちょっと胸がちくりとしますね。
そこで恐いけど実験。
彼氏の態度が冷たいときはハグ&スキンシップをたっぷりとってみましょう。
その後彼氏が「ストレスが取れている感じ」があるか、もしくは自分が「ほっとしてる」かを感じ取ってみましょう。
本当に自分は愛されているのか?がわかるかも。
ハグはドキドキするけど心臓病のリスクは減る?
実験その2【ノースカロライナの大学】
抱きしめられることでドキドキするから、心臓に負担がかかるんじゃ?実際毎日ハグする人は、しない人に比べて血圧が安定していて、心臓病のリスクがへるのです。ストレスの軽減も。
抱擁ホルモン:オキシトシンによく似た物質【βエンドルフィン】
オキシトシンはストレスを軽減してゆったりリラックスするはたらきがありますが、それと似た脳内物質もあります。幸福ホルモンと呼ばれる神経伝達物質の一つであるβエンドルフィンです。
βエンドルフィンはドーパミンという幸福感を感じる物質をどんどん作るのでぱっと晴れやかな気持ちになります。
βエンドルフィンはモルヒネの約6.5倍と言われるほど鎮痛作用があり、痛みを和らげる効果も期待できます。
例えば子供が熱を出したり、けがをして痛みを訴えたとき、お母さんが撫でたりハグすることで、子供の脳内にドーパミンが分泌されて、痛みの感じ方を和らげるといわれています。
愛情のすごさを感じますね。
ニコニコ笑顔さんがもてるのは、幸せのおすそわけを欲しいから
抱擁ホルモンがたくさん分泌されて幸福感が増すと、幸せホルモンとして有名なセロトニンという脳内物質がたくさん分泌されます。
楽しい気分でいる人を見ると、気持ちが緩んでこっちまで楽しくなりますよね。ハッピーは伝染します。いつもニコニコは難しいかもしれないけれど、幸せなこと、楽しいことをたくさん感じることができるアンテナを持つことが、幸せへの第一歩といえますね。
喜びアンテナの感度をあげて、楽しい気持ちになろう。
もし万が一悲しい気持ちになったとしても笑顔をつくると、「今嬉しい気分!?」と脳が勘違いして、幸せホルモンが分泌されます。
逆に「わたしはもうだめだ~~」なんていう自虐(ちょっとはいいかもだけど。友達のネタになるくらいなら)とか
「くそ~あのヤロー呪ってやる~」なんていう言葉は、そのままダイレクトに脳に入ってきて悪い物質をどんどん出していきます。
悲しいときには枕やお気に入りのぬいぐるみをハグすると抱擁ホルモンが!
抱き枕が人気があるのは、やっぱり抱きしめることでも、抱きしめられたと同じような幸福感を感じることができ、リラックスすることができるから。
寝不足のときには枕やぬいぐるみ数分間抱きしめるとストレスが解消し、脳がリラックスします。このときに深い呼吸になるので自然な眠りにはいれます。
ストレス社会に必要なものは愛する人と抱擁
会社でのストレス、交通機関でのストレス、人間関係のストレス。私たちは多くのストレスに囲まれています。いろんなストレス発散法が紹介されています。
でも一人カラオケもジョギングも試してみてもなんかピンとこない。その時はいいけど、なんだか。
そんな時はやっぱりハグです。
もしくは嬉しいことがあったとき、恥も外聞も投げ捨てて「うれしい~!」って言うことです。ウレシイを身体で表現することです。
ものすごく複雑なはたらきをする脳と身体は、あんがい「幸福な感じ」っていうのにだまされるのです。
ポジティブシンキングが幸せを作るんですね。なかなかできないけど・・・。
あ、そんなこといってたらいけないいけない。
今日の楽しいこと思い出そう。
え~と、
日替わりランチが、私の好きなタルタルソースだった!ラッキー!
なにげなく留守録してたドラマが、以外におもしろかった!ラッキー!
コンビニの店員さんが好みだった!ラッキー!
案外ありますね。
あなたの今日のラッキーをひろってみましょう。
どんな些細なことでも!!